ハリーポッター 謎のプリンス

その時間を利用して、残りの下巻を読み終わりました。
…これからはもう涙なしでは語れないので、伏字で書きます…。ネタバレ注意。

うそだ。信じたくなんて無かった。フォークスが生き返してくれれば良いのに。でもそんなこと魔法界でもできるはずないから、所詮無駄なのかもしれない。
シリウスだって、帰ってこないじゃないか。
私はダンブルドアと同じ様にお人よしだというのか?この時点でもまだ、スネイプがスパイしてくれているんじゃないかと期待を込めてしまうのは。
ダンブルドアを殺すのをこの目でみたというのに!!
ハリーは、ダンブルドアの「そーれ、わっしょい、こらしょい、どっこらしょい」を思い出して笑いこみ上げてきたが、私は涙が溢れてきた。
だって、それをもう聞くことが出来ないんだもの。
もう聞くことが出来ない言葉だと知った瞬間、それは輝く。
どうしてスネイプが?でも、読者は。私達は1章で十分にわかっていたはずじゃないか、スネイプが死喰い人だということを。
そうでなければ、誰がナルシッサと「破れぬ誓い」など結ぶであろうか。命を懸ける、それこそがヴォルデモートに対する忠誠心の表れではないのか。
ハリーのように私達も気付くべきだったのだ。本当にスネイプがダンブルドアをだましているのだと。
ハリーの直感は正しかった。しかし私はハーマイオニーやロンのように、ハリーをすぐに信じたり出来なかった。
これまでの5年間のことで、スネイプを信じてしまっていたのだ。それが、どうしようもなく悔しい。
そして、ダンブルドアが命を落としてまで手に入れた分霊箱がニセモノだったなんて・・・。誰だ、一体。R・A・Bって。
きっと謎のプリンスがスネイプだった様に、重大なトリックが隠されているに違いない。
推理しながら、ただ見守りながら、私は7巻を待とうと思う。しかし、その前にハリーたちはホグワーツに帰ってこれるのであろうか?親しい友人達とまた会うことは出来るのだろうか。

長々とすみませんでした。7巻がでるのはいったいいつになるのだろう・・・。